最近ChatGPTがいろんなところで普及してきていると思うのですが、Windowsサーバーエンジニアとしてどんな使い方が出来るか考えてみたいという記事です。
Powershellスクリプトを考えてもらう
ChatGPTは結構powershell正確だなーと思います。以下は4GB 4コアのVM作ってねって伝えて答えてもらったものです
# まず、VMの設定を定義します。 $vmName = "YourVMName" # 作成するVMの名前を適当に設定してください $vmPath = "C:\Path\To\Your\VM" # VMのパスを適当に設定してください $vhdPath = "$vmPath\$vmName.vhdx" # VMのハードディスクファイルのパス $isoPath = "C:\Path\To\Your\ISO\file.iso" # OSインストール用のISOファイルのパスを指定してください $switchName = "YourSwitchName" # 既存のスイッチの名前を指定してください # VMを作成します。 New-VM -Name $vmName -Path $vmPath -MemoryStartupBytes 4GB -Generation 2 -SwitchName $switchName # VMのCPUのコア数を設定します。 Set-VMProcessor -VMName $vmName -Count 4 # VMのハードディスクを作成します。 New-VHD -Path $vhdPath -Dynamic -SizeBytes 127GB # ディスクサイズは適宜変更してください # VMにハードディスクを接続します。 Add-VMHardDiskDrive -VMName $vmName -Path $vhdPath # VMにISOファイルを接続します(OSのインストール用)。 Set-VMDvdDrive -VMName $vmName -Path $isoPath # VMを起動します。 Start-VM -Name $vmName
しかしちょっと間違っている部分もあります。DVDドライブは新規作成時は無いのでSet-VMDvdDriveではなく、Add-VMDvdDriveを使う必要があり、DVDからOSをブートするなら、DVDドライブのブート順位を最優先にする必要があります。
# まず、VMの設定を定義します。 $vmName = "gptest" # 作成するVMの名前を適当に設定してください $vmPath = "C:\Hyper-V\gptest" # VMのパスを適当に設定してください $vhdPath = "$vmPath\$vmName.vhdx" # VMのハードディスクファイルのパス $isoPath = "C:\iso\SERVER_EVAL_x64FRE_ja-jp.iso" # OSインストール用のISOファイルのパスを指定してください $switchName = "Default Switch" # 既存のスイッチの名前を指定してください # VMを作成します。 New-VM -Name $vmName -Path $vmPath -MemoryStartupBytes 4GB -Generation 2 -SwitchName $switchName # VMのCPUのコア数を設定します。 Set-VMProcessor -VMName $vmName -Count 4 # VMのハードディスクを作成します。 New-VHD -Path $vhdPath -Dynamic -SizeBytes 127GB # ディスクサイズは適宜変更してください # VMにハードディスクを接続します。 Add-VMHardDiskDrive -VMName $vmName -Path $vhdPath # VMにISOファイルを接続します(OSのインストール用)。 Add-VMDvdDrive -VMName $vmName -ControllerNumber 0 -Path $isoPath Set-VMFirmware -VMName $vmName -FirstBootDevice (Get-VMDvdDrive -VMName $vmName) # VMを起動します。 Start-VM -Name $vmName
まあでもここだけの修正なので、検証できる環境があればとりあえずChatGPTが作ってくれたpowershellスクリプトを実行してみて、エラーが出たら修正したり、改良していくという手法が良いですね。僕も最近はそのようにして業務効率化を図っています。
Windows関連の詳しい質問をしてみる
Windowsはかなりドキュメントが豊富なので、ChatGPTも結構正確な答えを出してくれます。前の記事で書いたネットワークチューニングやRecieve Side Scalingの記事などはChatGPTに質問して答えてもらったものを基にして書いているので、、、
知らないことはとりあえずChatGPTに質問して細かいところや真偽の確認のための検索するのが効率が良いかもしれませんね。。
まとめ
WindowsサーバーエンジニアとしてChatGPTはかなり活用できると思います。ただ対話型のAIなので答えてもらったことが確実なわけではありません。そのため必ず検証する環境を手元に、回答が正しいか検証し、公式ドキュメントで真偽を確認するなどをすることが必要です。しかし一次情報としてすぐに入手できるので非常に役立っています。
ChatGPTのOpenAIはMicrosoftが投資しているのでWindowsとAzureの親和性はどんどん高くなっていきそうですね。。