GUIを扱っているとワンクリックでヒヤリハットがあるので、CUIを使った方がいいという記事です。
GUIを操作して遭遇したヒヤリハット
名前を変更しようとして誤ってVMを削除してしまいそうになる(停止中のVMのみ)
Hyper-V マネージャーで名前を変更しようとして右クリックするとすぐ下に削除があるので誤って消してしまう可能性があります。削除をクリックするともう一回チェックがあるのでそこで気づくとは思いますが、ぼーっとしてると消してしまいかねません。
Rename-VM VM名 -NewName 新しいVM名
Get-VMで名前を変更したいVMを見つけてから
Rename-VMコマンドレットを使いましょう。
右の操作バーで誤って管理サービスを停止してしまいそうになる
Hyper-V マネージャーの右部分には操作バーがあるのですが、VMを選択してこの操作バーでVMを停止するには、この画像のどこの部分を押せばよいでしょうか。
正解は下の停止…のところです。では上にあるサービスの停止とは仮想マシン管理サービスの停止のことなのです。つまりこれを実行してしまうとHyper-Vマネージャーからの管理が出来なくなってしまいます。
まあただサービスを開始すれば良いだけで、VMが停止するということはないのですが、VMの停止とサービスの停止が同じマークというのはちょっと怖いですね
VMの停止はStop-VMコマンドを使いましょう。
設定を押そうとしたら誤って停止を押してしまう
これは本当に危ないです。
右クリックしたら設定が出てくるのでよく使っていたのですが、下に停止ボタンがあり、誤って押すとVMが停止します。これだけは停止したらシャレにならないVMとかあるので設定はここで操作しないほうがいいです。
ちなみに操作バーでも下に停止があります。GUIではかなり慎重に取り扱う必要があります。
VMの設定は基本Powershellで行えるので、Powershellで設定を行うのが安全です。GUIを使う場合は慎重に操作してください。
VMに接続しようとしたら誤って名前を消してしまう
VMを選択している状態で名前をクリックすると名前を変更できるのですが、ダブルクリックするとVMに接続することもできるため、誤ってワンクリックだけだと名前の変更モードになってしまいます。間違ってバックスペースやキーを押してしまって名前が消えてしまうと覚えていない場合面倒なことになります。
PowershellだけでVM内の操作が済むのであればEnter-PSSessionでVMを操作すればよいだけなのでそちらがおすすめです。
GUI操作が必要な場合は慎重に右クリックで接続をクリックしましょう。
まとめ
Hyper-Vマネージャーの操作は慎重に行わないとリスクが高いです。Powershellを使ったコマンドベースで操作したほうがリスクは低いと思います。コマンドだと手元が狂ってミスしてしまうなんてことは滅多にないと思うので、、、
Hyper-Vマネージャーは重いツールでもあるので、Powershellを精一杯活用してキビキビ操作していきたいなと思います、、、(自省)